The Handyのメンテナンスについて

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序文

「最近、TheHandyが焦げ臭い」
「上下の稼働音が大きくなった」
「往復の速度が遅くなった」


それはTheHandyがメンテナンスを必要としているサインです。

TheHandyも当然稼働部分のある機械なのでメンテナンスが必要です。
残念ながらメンテを行っていたとしても無限に使い続けることは叶いませんが、少しでも寿命を伸ばせるならばやらない手はありませんよね。今回は管理人がTheHandyの分解メンテナンスを行った際の作業と、作業に必要な道具類、グリース・オイルなどについてお話します。これからメンテをしてみようという方の参考となれば幸いです。

あ、買い替える方が速いというお金持ちは買い替えてください。
TheHandy2の予約も始まっているのでそちらを買うという選択もアリでしょう。
今なら2025年10月発送の枠が空いています。

覚悟を決める

さて、TheHandy公式ではグリース塗布時に本体を分解する必要はないと書いてあります。
でもそれって器用な人が作業した場合の話でしょう…?
この狭いスリットから何が出来るんですか。ぼくは騙されないぞ。

管理人は不器用につき狭いスリットからうまく塗れる気が全くしなかった為、分解しました
スリットから作業してもグリースやオイルが意図しない場所に付着してしまった場合などに結局分解することになるので、下手な事するよりも最初から覚悟を決めてやってしまったほうが良いかと思います。

そもそもスリットからはガイドレールが見えませんし、なによりガイドレールやリードスクリューなどに既に塗布されているグリースを拭き取ることも出来ません。応急処置レベルならそれで良いのかもしれませんが、長持ちさせるためのメンテとしては不十分です。


当然ですが分解すると保証は効かなくなるので十分にご注意ください。
1年間の保証期間を過ぎている方が多いと思いますので関係ないかもしれませんね。

機械の分解が嫌いな男子はいないはずなので、早速分解してしまいましょう。

分解

折角ならば、先端のビットを取り替え可能な電動ドライバーを用意しましょう。
6角ビットのセットを買っておけばこの世界中の大抵の六角ネジが回せるようになりますよ。激安品でも世界が変わるのでオススメ。

TheHandy底面のフタを外す

ハンディの底面には、ハンディのロゴや各種マーク類などが表示されています。実はこの底部分は薄いゴムのシートになっており、接着剤で本体底に接着されている状態です。本体と底面シートの間にマイナスドライバーを押し当てて、なんとかドライバーの先端を差し込めるを探しましょう。
  
ドライバーの先端が入る箇所を見つけたら、そこを足掛かりにして接着剤を剥がして行きます。結構硬めに接着されていますが、テコを利用してペリペリと全周剥がしていけば簡単に剥がせます。

隙の糸

底のパーツを外す

次は底パーツです。
TheHandy本体のカラーリングはベースがで上下にグレーの部分が2箇所ありますよね。この黒の部分とグレーの部分は別のパーツとなっており、上下それぞれの方向に外れるようになっています。上部蓋パーツは底パーツと内部で繋がっていますので、先に底のパーツから外しましょう。

底面にはネジ穴が3箇所見えますが、ここのネジを外すには2.5mmの六角レンチが必要です。さらに穴の内1つが特に深い穴になっており 深さ4cm、直径7mmほどの穴になっています。電動ドライバーのビットなどは長さによっては入口に引っかかりネジまで届かない可能性がありますので、細くて長いレンチをご用意ください。
もしかすると事務椅子本棚などの組み立てに使用したL字六角レンチをかき集めればどれかが合致するかもしれませんが…見つからなかった人はAmazonで買ってください。「2.5mm」や「H2.5」と記載があるやつです。

3箇所のネジを外し、底面側に向けて引っ張れば取れます。
モーターや配線が見えててエッチだね…!😁😁😁

蓋パーツを外す

上部の蓋パーツにはバックルの向きを制限する為のガイドレールが2本ついています。前述の通りこのレールは本体を横断して底パーツとネジ止めされていたものです。そのため既に蓋パーツのロックは外れており、上側に引っ張るだけで取れます。

なお、ガイドレールの棒表面にもグリースがたっぷり塗布されています。
普通に結構汚いのでくれぐれも服などに付かないように注意しながら作業してください。

バックル部分

ガイドレールが外れたのでバックル部分を取り外します。

バックル部分のパーツは内部構造中央のリードスクリューに接続されています。リードスクリューが回転することでバックル部分の位置を調整しているわけですね。下記画像ですと、バックル部分のパーツを手前側に向けて引っ張ることで外せます。少々抵抗がありますが力を入れるとモーターとスクリューが回転してスルスルと抜けるはずです。
リードスクリューバックルパーツグリースでベトベトなので慎重に作業してください。
グリースの付いたパーツはティッシュかウエス(雑巾)の上にでも置いておくとよいでしょう。

抜けた後

スリット側パーツ

スリットがある側の外装パーツを外します。
バックルパーツが外れたことでスリットパーツが取り外せるようになりました。
単純にスリット側に持ち上げるだけで外せます。外装パーツはとても薄いので力をかけ過ぎないように注意です。モーター部分の固定を補助しているくらいで特に重要な役割があるパーツでは無いので、最悪このパーツが破損してもHandyとして機能はすると思いますが…

リードスクリュー

TheHandy底面側のモーターリードスクリューはシャフトカプラーで接続されています。
リードスクリューのグリースを拭き取る際に邪魔なので、シャフトカプラーを外してリードスクリューを摘出してしまいましょう。

ここで使用するレンチは2mmの六角レンチです。六角レンチでシャフトカプラーのネジを2箇所外します。かなり固く締め付けられているのでL字型レンチで作業する際はすっぽ抜けて基盤を破壊しないように十分に気をつけてください。シャフトカプラーのネジを外したら、モーターからリードスクリューを外しましょう。

モーター部分、基盤

次は基盤です。基盤はコントローラー側の外装パーツにネジ止めされています。
4箇所の[+]ネジを外してモーター部分と一緒に取り外します。モーター部分と基盤は制御用のケーブルで繋がっていますので、同時に引き上げます。
胴の部分を4枚におろせたら分解作業自体は終わりです。

折角なので基盤を眺めてみましょう。
wifi・BluetoothモジュールはESP32-WROOM-32D が実装されているみたいです。技適マークもしっかり表記されていますので技適警察もニッコリ😊また、「SWEETTECH H01 REV A」の文字があります。ohdokiの旧社名SweetTechのHandy1の様な意味でしょうか。REVはリビジョン(Revision)=改訂の事だとすると、最近製造されたTheHandy1には「REV B」「REV C」などの記載があるのかもしれませんね。

初版のみ可能な裏ワザとかありませんか。

ありませんかそうですか。

掃除用ペーパーの紹介と掃除

TheHandyの分解が終わったので、グリースの塗布に移ります。

と言ってもまずは既に塗ってある古いグリースを拭き取る必要がありますので掃除から始めましょう。
金属が何度も擦れることで黒く汚れたり、透明だったものが乳化して色が変わってしまったものは性能が低下してしまっています。不具合の原因になりますので必ず最初に掃除が必要です。

また、別の種類のグリスが塗られているところにグリスを塗ると性質が変わる可能性がありますので、古いグリスを完全に拭き取ってから新しいグリスを塗る必要があるわけですね。とっても面倒くさい

グリースが塗られているのは主にこのあたり
 ・リードスクリュー
 ・ガイドレール
 ・バックルパーツ
 ・上部蓋パーツ内のベアリング


また、グリースでベトベトの部分をティッシュで拭くわけにはいきませんので、専用の使い捨てペーパーが良いでしょう。キッチンペーパーでも大丈夫だとは思いますが、できるだけ埃になりにくい素材でそこそこ丈夫なものがオススメです。掃除グッズやグリースは下記あたりを使えばよろしいかと思います。

無水エタノール IP 400ml

機械の掃除といえばコレがないと始まりません。400mlで1,400円ほど。
IP」というのはイソプロパノールが添加されているということらしいです。
詳しくは知りませんが、飲めなくすることで酒税がかからなくなり安価で販売できるとのこと。

「みりん風調味料よりも本みりんの方がコクやまろやかな甘みがある」という様な事は無水エタノールでは起こらないので割高なIP表記無しを選ぶ理由はありません。
ちなみにIP表記無しは 400mlで 1,700円ほどです。

使い方としては、無水エタノール少量をペーパーに染み込ませてから汚れを拭き取ります。洗うものが大量の場合は洗面器に無水エタノールを張ってそこにドボンする方法もありますが、今回はもったいないのでやりません。
脱脂作用がかなり強いので使用する際は使い捨ての手袋を着用しましょう。もれなく手が荒れます。

キムワイプ

みんな大好きキムワイプ先生。1箱300円程度
ティッシュと比較すると紙粉(塵)が出にくいのでビーカーなどのガラス実験用具の掃除からプラモデルの塗装拭き取りまで何にでも使用できとっても便利。

ただし1枚のサイズが標準的なティッシュの半分程度の大きさしか無い為、広範囲を拭き取る用途には向いていません。エタノールで濡らしてゴシゴシと擦っているとすぐに穴が空くので、丈夫さの観点で見ても今回は落第としてしまって良いでしょう。
ちょっとした汚れに使うなら手軽で便利なんですけどね。安いし

ハイトちゃんは高さ6cm

ワイプオール X50

ワイプオールの緑。X50は超薄手とのことです。1箱50枚、340gで600円程度、
超薄手」とか書いてありますが一般的な不織布同様の強度があり、紙粉(塵)が出ません。
両手で持って左右に引っ張っても破れないので安心してゴシゴシ出来ます。
大きさも33cm*34cm程度の大きさがあり、1枚あれば十分に広範囲を拭き取れます。
洗車の拭き上げや、自転車のチェーンの清掃に使用する人が多いみたいです。
厚さが丁度良く万能と言えそうです。

ワイプオール X70

ワイプオールの赤。X70がレギュラーとのことです。
1箱50枚、約500gで1,000円程度と非常に高価
X50同様に布の様な強度があり、紙粉(塵)が出ません。濡らして絞ることも出来るほどの抜群の耐久性。
大きさも33cm*34cm程度の大きさがあり、1枚あれば十分に広範囲を拭き取れます。
レギュラーという記載ですが正直厚すぎて扱いにくいです。車や自転車の掃除ならある程度の厚さが無いと不便なのかと思いますが今回の様な用途には向きませんね。
細かいパーツの拭き取りレベルならばX50がおすすめ。

ほぼ布

グリースの選定

さて、次はグリスの選定です。
TheHandy1の工場出荷時には「BX-303/0」というグリスが塗布されています。「BX-303」シリーズ内にも複数種類がありますが、ohdokiによると「BX-303/0」とのこと。
デフォルトで塗られているグリスを選択するのが最も無難なのですが、このグリスは事業者向けの製品の為入手が非常に困難です。購入出来たとしても1kg単位とかになります。そんなにいらない。

リチウムグリース/シリコングリースなら何でも良いかと思いますが、初期グリスに近いものが良いですね。
ちなみにBX-303/0の稠度(粘度・硬さ)はNLGI No.0、食品グレードはNSF H1となっているので、これに近いものを使用するのが無難そうです。ざっくり言うと「比較的安全で結構柔らかめのやつ」となるのですが、公式には「高粘度グリースを買え」と書いてあります。

🤔

若干の矛盾を感じつつ、今回は管理人の手元にあるグリースなどを紹介します。

NLGI、グリースの硬さについて
まずNLGIは、潤滑グリースの規格や品質分類を定めているアメリカの団体です。主にグリースの硬さ(NLGI番号)や、用途に応じた性能分類などを定めています。下記はNLGI番号毎のグリースの硬さの表です。

No.混和稠度(ちょう度)説明
No.00400~430半流動状
No.0355~385極めて軟らかい
No.1310~340軟らかい
No.2265~295中間
No.3220~250やや硬い

他にも、NLGI GC-LBという様な表記もありとても紛らわしいです。
これは自動車用グリース分類の表記で硬さには関係ありません。「GC-LB」という表記は、ホイールベアリング(GC)にもシャシー(LB)にも適した高性能グリースであることを意味します。混在させないでくれ。

食品グレード・NSF とは
食品機械用潤滑剤の安全規格のこと
性質上粘膜付近で使用する機械なので、安全性が高いに越したことはありません。
NSF H1
 ・食品に接触する可能性がある箇所で使用可能
 ・万が一食品に混入しても健康リスクが低い
NSF H2
 ・食品に接触する可能性がない箇所でのみ使用可能
など
NSF H1のものを選んでおけば安心です。

Super Lube 多目的グリース(21030)

NSF H1グレード
稠度(粘度):NLGI No.2
下記のSuper Lube 92003の廉価版というイメージの製品です。85gで1,800円ほど。
多目的という名に相応しい性能を持っておりあらゆる用途に使用できるグリースと言ってもよいでしょう。食品機械にも使用可能なH1グレード + 抗菌 という安全性があるので性質上デリケートな場所に近い機械でも安心。

迷ったら何にでもこの製品を塗っておけば問題になることはありません。3Dプリンター付属の純正グリスを使い切った後はコレを塗るのが業界標準ですたぶん。
覚悟が決まっている人はキャニスターサイズ(400g 5000円ほど)で買いましょう。

Super Lube シリコングリース PTFE配合潤滑用(92003)

NSF H1グレード
稠度(粘度):NLGI No.2
機械のメンテナンスで必ず名前が上がるこちらの製品。
なんと85gで6,000円程度と目玉が飛び出るほど高価です。その分性能は折り紙付きですが、グリスの消費を嫌ってメンテを怠る未来が見えているので辞めておきましょう。普通の価格帯でこまめにメンテすることを推奨します。

フィニッシュライン プレミアムテフロン強化グリース TOS07600

100gで1,500円程
自転車用のグリースで、圧倒的な耐久性・耐候性を誇るらしいです。
色は若干くすんだ白~クリーム色で、多少臭います。リードスクリューに塗布して馴染ませてみましたが、どうしても不意に香りが届くので今回の用途には向かないかもしれません。
性能としては申し分ないと思います。

KURE シリコングリースメイト ペースト 50g

安心と信頼の呉工業製。ペーストタイプなので指か筆にとって塗布します。
50gで700円ほど。大抵のホームセンターに売っており入手性が高いです。分離しやすいらしいですが不明。
安価に抑えたい場合や、出先で緊急メンテしなければならない場合にも手に入れやすいです。

KUREフードグレードグリース 食品機械用グリース 1435

NSF H1グレード
スプレー缶タイプで差しやすいのが特徴。400mlで1,200円ほど。
食品機械用とある通り、NSF H1に登録されている比較的安全性の高いグリスです。スプレータイプなので差しやすいですが、性能はイマイチかも。

信越化学工業 汎用シリコーングリース 100g

稠度(粘度):306 (NLGI No.2より少し柔らかい)
安心と信頼の信越化学工業製。ペーストタイプなので指か筆にとって塗布します。
100gで1,800円ほど。これも大抵のホームセンターに売っており入手性が高いです。プラスチックへの攻撃性が低いので樹脂歯車の潤滑に多く使われているイメージ。

潤滑油(オイル)

今回は使用しませんでしたが、ガイドレールベアリング部分にはオイルがおすすめです。
5-56WD-40はスプレータイプなので、簡単な応急処置にも使用できます。

グリースと潤滑油(オイル)の違いですが、
グリースは基本的にねっとりしたテクスチャーで抵抗が強い為、低速、あるいは高トルクが掛かる箇所に使用するのが向いています。逆に潤滑油(オイル)はサラサラとしたテクスチャーで抵抗が少ない為、モーターに近い歯車同士の潤滑やベアリングなど、高速、あるいは低トルクの場所に向いています。

最悪、潤滑油はごま油でも代用可能とも聞きますが、アストログライドとかでもいいですか?

KURE CRC SUPER 5-56 435ml

まずはどのご家庭にも必ずあるこちら。400mlで700円程度と非常にリーズナブル。
家のスライドドアの滑り改善からドアの蝶番のほか、工具釣り自転車ラジコンなんでも使えます。
何にでも使えますが、趣味の道具のメンテをすればするほど夫婦仲が悪化するのはなぜでしょうか。不思議だね。

WD-40 400ml

5-56と双璧をなす家庭用潤滑油の鉄板商品。
「うちは”ウォーリーを探せ!“ではなく”ミッケ!“だった」というご家庭には、コレがあると思います。
400mlで1,000円ほどと5-56と比較すると少々割高ですが、その分効果は高いです。
缶が変形しやすいのと割高なのがなんとかなれば良いんですが…

Super Lube 超耐久チェーン用潤滑油(00560)

稠度(粘度):NLGI No.00 とろっとした液体
主に自転車のチェーンにつかうやつ。118mlで2,700円程度
グリスとオイルの中間程度の粘度(稠度)で塗りやすく垂れにくいのが特徴。このボトル形状の都合上外周に垂れてきやすいので、一度シャーレに取って使うのがオススメです。
トロっとしていて白くて濁っていて、見た目は完全に精液

Super Lube Syncolon(PTFE)配合潤滑用オイル (51004)

Syncolon(超微粒子PTFE)が配合されているオイル。118mlで2,400円程度
グリースとオイルをSuper Lubeシリーズで揃えたい人は良いんじゃないでしょうか。

Super Lube 7mlブリスター(151010)

Super Lubeシリーズのペン型オイルです。ペン型なので細かい部分に指しやすいのが特徴ですが、0.04ポンドで 1,800円程ととっても高価。キーボードのスイッチなどの ごく少量で十分な箇所に使います。
約18gなので100gあたり 10,000円ですね!高級茶か何かかな?


あとは作業

掃除。拭くだけ。

ペーパーに無水エタノールを染み込ませて拭いていきます。
リードスクリューはネジ溝に沿って爪を立てて丁寧に拭くなど、細かいところまで徹底的にきれいにしましょう。ネジ溝は複数あるので1本1本丁寧に。
それ以外に説明できることがありません。気が済むまで拭きましょう。

なお管理人が上の三種類のペーパーを使ってみた限りですが、キムワイプは薄すぎてボロボロになるし、ワイプオールX70は厚すぎて溝が拭きにくいという印象でした。ワイプオールX50がオススメ

グリースの塗布

これはSuperLubeの21030グリース

グリースは使い捨てのシャーレや小皿に少量取って、小筆などで塗りたくりましょう。小豆くらいの量を適当にリードスクリューに塗ったくった後はバックルパーツを前後させれば馴染みます。他の箇所も同様に筆で塗布してください。目に見えるレベルでグリースの塊が出来ていなければ正直適当で大丈夫です。面倒であればチューブから直接塗りつけても大丈夫でしょう。

管理人は今回潤滑油は使用せず、全箇所グリースのみを塗布しました。潤滑油(オイル)を塗る場合も基本的にはグリース同様に筆で塗るのが一番簡単かと思います。ただし、オイルは粘度が低いので基板などに垂れないように注意してください。また、粘度が低く垂れやすいということは飛び散りやすいということなので、高速動作する部分に大量に塗布すると内部が大惨事になります。適量で。

組み立てと動作確認

グリースとオイルを塗り終わったら分解の逆手順で組み立てましょう。

グリースがきちんと塗られているか不安な場合は、組み立て途中で一度電源を投入してピストンさせてみてください。例えば、もしガイドレールの潤滑が足りない場合ですと ガイドレールとバックルパーツが擦れてサー」という様な擦過音がすると思います。その場合は適宜グリースを塗り足してください。
組み立て途中で電源をいれる時は、くれぐれも基板に手を触れないように注意してください。

組み上がったら電源を入れ、0~100のピストン範囲で何度か往復させてグリースを馴染ませます。作業が上手く出来ていればこの時点で以前よりも動作音が小さくなっていることに気付くはずです。また、電源オフ時にバックルを手動で動かした時の抵抗も軽減されています。
後は普段視聴されている動画などで正常に動作することを確認して作業終了です。余ったグリスやオイルはコーヒーミルにでも塗っておきましょう。

おわりに

TheHandy1のメンテナンスについてまとめてみました。
電動アダルトグッズのメンテナンスなど考えたことがないという人は多いと思います。
定期的にメンテナンスしてあげることで動作がスムーズになり余計な負荷が軽減されますので、故障までの期間・寿命を伸ばすことが出来ます。また場合によっては内部に発生していた不具合を発見でき、ある日突然壊れるような事態を未然に防ぐことができるかもしれません。

購入してから一度もメンテナンスをしていないという方は一度徹底的にメンテをすることをおすすめします。


以上!



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